今のところ我が家の方針としては、
中学受験は考えていません。
一番の理由は経済的な面から。
ここは夫とも意見が一致している。
でも、仮に経済面でのハードルがなければ「するか」と言われたら、
しないかもしれない。
それは何故か。
それは、私の中に「どうしてもここの学校に通わせたい」と思う学校がないからだと思う。
多分どうしても通わせたい学校があれば、私の性格からして、お金はなんとか工面しようと思って動くだろうし、夫も説得するだろう。
でも、例え私が通わせたいと思う学校が仮にあったとしても、悩むと思う。
そもそも一番ひっかかっているのは、
進学先は自分自身で決めるもの
と私が思っているから。
その理由は、自分自身が経験したことによる。
私は公立中学から地元の公立高校(進学校)に進んだ。
まわりを見ていると、だいたい国立とか難関私立を受けて落ちた子の第二志望という位置付けな感じのクラス。
私もチャレンジした第一希望の学校はダメだったけれど、十分考えて、入りたいと思う学校を第二志望にしていたので、期待をもって入学した🌸
・進みたい進路の合格者が毎年いること
・進路の先生が進みたい進路についても長けておられるという評判を聞いたから
・センター試験にも対応できるカリキュラム
・制服が可愛い
・入りたい部活があった
・体験入学の時の先輩が優しかった(先生はいまいちに感じたけど)
・祖父母の家が同じ方面だった
・電車通学も憧れていたのでできる(普段は自転車で雨の日だけ電車&バス)
というのが、その学校が良いなと思った理由。
同じ中学校の子があまりいない新しい環境でスタートをきりたいという思いもあった。
でも、残念なことに
全然勉強にはついていけなかった😢
中学校では成績は中の上という感じだったので、多少自分はできると思っていたけれど、
今までの自分の勉強の仕方では全く歯が立たなかったのだ。
理解していないのに、どんどん進む授業。
土台がないのに積み重なるわけがない。
授業を聞いてもわからないし、
教科書を読んでもわからない。
どこがわからないのかわからなくて、
先生に質問すらできない。
テスト範囲の内容が十分仕上がってないのに
受けるテストは恐怖でしかない。
大人になっても、たまに嫌な夢としてみることがある。どんなに徹夜して勉強したとしても間に合わない絶望感。テスト前日の夜のあの焦る感覚は忘れられない。
辛かった。
別に全然勉強をやっていないわけではない。
空回りの勉強。
真面目さが裏目にでたのだ。
要領が悪いの一言につきる。
でもやり方を変えられない。
このことに気づいたのはもっと大人になってから。
あの時は「入る学校を間違えた」と毎日思いながら、学校に向かって自転車のペダルを漕いでいた。
いろんなもののせいにしようと思った。
自分は悪くない。
わからないのはわかりにくい授業をする先生のせい😡。カリキュラムのせい。etc.
でも最後に返ってくるのは、
この学校を選んだのは自分だということ。
親には進学先について何も言われなかった。
(進路について1つだけ言われたことはあるが、それは自分でも納得して変更したことなので、関係はない。)
きっと親に言われていたら、何かにつけて親のせいにしていたと思う。
人のせいにしたかった。
そしたら気持ちが楽になれたかもしれない。
でも誰のせいにもできない。
だって自分で決めたから。
勉強は全然だったけど、
3年間ふんばれたのは
自分で選んだ学校だから、という思い。
あとは、
部活は一生懸命やっていたし、
文化祭も頑張ったし、
好きな人ができたり(片思い)、
なりたい夢もあったし、
学校は行くものという固定観念があったから(真面目なもんで😭)、
かな。
青春を謳歌したと言えるような高校生活なんかでは全然なかったけれど、
今でも高校時代の友達とは仲が良いし、つながっている。なんなら卒業後の方が仲が良いくらい。(男女みんなで旅行にも何度か行ったり、毎年集まって飲み会したり)
尊敬できるような良い友達とたくさん出会えたから、今は「学校を間違えた」なんて1ミリも思っていない😊
勉強が全然だったので、高校卒業時には思うような進路には進めなかったけれど、
1つだけ合格できた専門学校に進み、
そこから大学に編入し、
なりたい資格をとって、
就職試験の時には、再度高校の教科書を引っ張り出してきて勉強をし直した。
その時に勉強ができなかったコンプレックスがようやく解消できたし、
勉強のやり方も要領がわかった✏️
今は学生の時からの夢だった仕事ができているし、大変なこともあるけれど、やりがいは感じている✨
思春期の時期は
誰だって多少なりとも
学校のことや、人間関係のこと、
いろんなことで悩むお年頃かと思う。
それはどの学校に進んだって同じ。
その時に自分事として考えて、
乗り越えて欲しい。
親の意向が入った進学先で、
「親のせい」と逃げる口実を作って欲しくない。
「親のせい」と言われたところで親は責任を持てないのだから。
たとえ躓くことがあったとしても、
諦めない気持ちさえあれば、
まだまだ挽回できる!!!
選択をするということは責任が伴う。
これからの人生において、あらゆる場面で選択の連続だ。
受験、進学、
身をもって人生を歩む練習としてもらいたい。
だから、
親のフォローが必要と言われる中学受験よりも、
厳しいかもしれないけれど、
敢えて
高校受験で頑張ってもらいたいw